予防接種は万能ではありません。
なぜ予防接種をしてもインフルエンザにかかるのか?
そもそもインフルエンザの予防接種とゆうのはその年に流行するインフルエンザの型を予測して作られています。
なので流行している型ではない型のインフルエンザにかかることがあるわけです。
それじゃあ意味ないじゃん!と思う方もいるでしょう。しかし完全ではないにしろ違う型のインフルエンザの予防効果もあるといわれています。
日本ではいま4つの型に対応できるワクチンが主流となっているので意味がないわけではないんですよ。
もう一点、予防接種をしていてもインフルエンザにかかる原因は、ワクチンの効果が発揮されていない時期にインフルエンザにかかってしまうケースですね。
ワクチンの効果が出るまでに2〜3週間はかかると言われています。
そしてその効果は3ヶ月〜5ヶ月で薄れてしまいます。
なので、インフルエンザの流行時期を想定して接種しないとインフルエンザになってしまう場合があります。
インフルエンザの予防接種の時期は?
インフルエンザの流行する時期は年によってまちまちなのでなかなか完全に予想することは難しいです。わたしが薬局に勤めている7年間で考えると、早いときは11月下旬、遅い時は2月上旬から流行していました。
なので11月上旬〜下旬の間くらいがインフルエンザの予防接種の理想の時期なのではないかと思います。
もっと遅い時期にワクチンを打って3月頃まで効果をもたせたい!という方。
各医療機関でのインフルエンザワクチンの在庫は限りがあります。
基本的には先着で、在庫が無くなり次第予防接種を終了する医療機関も少なくはないです。
12月を過ぎた頃に病院にいってみたらインフルエンザの予防接種受付は終了していた…なんてこともあり得ますので前もって電話で在庫の確認して、出来れば予約をしてから病院へ行くことをオススメします。
インフルエンザの基本的な対策は?
基本的には風邪と同じです。
・室内の空気を乾燥させない
・人混みをさける
・規則正しい生活を心がける
・帰宅後の手洗いうがいを徹底する
などですね。免疫が下がらないようにすることが大切です。
栄養、睡眠を充分にとりましょう。
あと近年ではR-1ヨーグルトも効果があるといわれていますね。
乳酸菌で腸内環境を整えることもとてもよいと思います。
医療従事者が実践しているというインフルエンザ対策法は
わたしのような調剤事務や看護師、薬剤師、医師などの医療従事者は日々インフルエンザの患者様がいらっしゃる病院や薬局に長時間滞在しています。
もちろん予防接種をしている人が大半ですが、そのほかみんな自分なりにインフルエンザ対策しています。
周りの医師や薬剤師に実践しているインフルエンザ対策法を聞いてきました。
ただしこれは皆が自分なりに考えて実践している方法なので、効果があるかないかは不明です。
ただ、実際にインフルエンザにかかったことがない人もいたので、信じて実践してみるのもよいかと思います!
1.マスクをこまめにつけかえる
インフルエンザの患者様とお話をすることでウィルスの飛沫感染の可能性が上がると考え、何時間かに一回つけているマスクを交換します。
これは一般的にはあまり関係ないかもしれない方法ですが、マスクをすることは大切です。
2.こまめに紅茶でうがいをする
水やうがい薬でうがいをする方もいましたが、うがい薬より紅茶のほうが効果を感じるという人が多かったです。
紅茶はインフルエンザウィルスに効果があるといわれているのでそれでうがいをするとより効果的なうがいになるのかもしれませんね。
3.帰宅したら、お風呂へ直行する
頭から体全部洗って、持ち帰ったインフルエンザウィルスを落とそうという考えだそうです。
服にも付着が考えられるので服も速攻で洗濯機で洗ってしまうという意見もありました。
以上が聞いてきた方法です。
「薬局にいると免疫ができてなかなかかからない!」と笑っていた薬剤師はその4日後インフルエンザにかかってました(笑)
いつかかるかわからないインフルエンザですが皆様も自分なりに対策していきましょう。