ELLEGARDEN 休止したあの日、そして休止ライブ。こんな星の夜は 前編

スポンサーリンク

忘れもしない2008年、5月2日。

ELLEGARDENが公式サイトで休止を発表した日。

頭が真っ白になったのを覚えています。

そしてほどなくしてバンドメンバー(当時コピーバンドをしていた)や各友人から大丈夫か?といった内容のメールや電話が届きまくったのも覚えています。

とにかく、彼らが止まるまで会いにいかないと。

そう思って自分のできる限りのバイト代と時間をつぎ込んだあの夏。

そして奇跡がおこり、譲って頂けた休止ライブの内容をここに残したいと思いました。

10年間、振り返ってみることができなかった思い出達。

今なら振り返れます。10年後の奇跡の夜を目撃できた今なら。

そして、あの奇跡の夜のこともやっと振り返れるようになってきたのでゆっくり噛み締めながら書き留めたい。

京都大作戦

珍しくなんの曲したかあんまり覚えてない。

ただ高架線したのと、最後にジターバグしたのは覚えてる。

あと確かスペソニ、Salamander、ピザ。

そしてmake a wish前にさがったのと…

なんかメンバー全員がみたくなって。

細美さんが金髪、左肩タトゥー入ってて衝撃。

楽しむとゆうよりなんかもう色々大きすぎてラストはだっらだら涙流して立ち尽くしてました。

私にとっての『君の声』はELLEGARDENなんだ。

それはやっぱどんなバンドのライブにいって、どんなに好きになっても、違うんだよなあ。

特別。

8月23日 モンスターバッシュの大トリ

この日の演奏は、若干調子悪く聞こえた。

そしてELLEGARDENを求めている人数の多さは半端ないんだと痛感しました。

でも最後まで笑えてよかった。

「また来年も4人できます」

守ってくれること願ってます。

BBQ

モンスター

Spase sonic

Fire cracker

super nova

風の日

I Hate It

Salamander

RedHot

Make a wish

ジターバグ

↓アンコール

高架線

No.13

相変わらず言葉にできないライブでした。

8月31日 treasure05x 大トリ

マキシマム ザ ホルモンのナヲ姉が

「細美さんのテンションを上げるため終わったら抱かれてこないと!」

ってゆってて爆笑。たけしのサラマンダーが大暴れとか(笑)

ステージ脇でリアル苦笑いしてる本人(笑)

でそんなサラマンダーの持ち主の登場ですよ。

会場の熱気は最高潮から下がることなく続いてった。

新曲になるはずだったものなのか、そんなイントロから始まって、

気づいたらPizza Manが始まってて後ろでモッシュして

サークル組んでて…楽しい時間は本当に一瞬で。

「しゃべってる時間もったいないから1曲でも多くやるよ」

って言葉通り

Pizza Man

モンスター

Space Sonic

Fire cracker

高架線

Missing

BBQ RIOT SONG

Supernova

風の日

I hate it

Salamander

Red hot

Make A Wish

ジターバグ

金星

No.13

怒涛の17曲。

「俺達もそろそろまっとうに生きてく…気なんか全くないんで(笑)これからもよろしくお願いします」

「みんなと同じようじゃないと変な目でみられる世の中だけど、ずれてるやつらがさあ、少しくらいいたっていいんじゃねえかと俺は思うんだ」

「譲れないもんがあるんだろ?それが多すぎてどれも捨てれないから悩むんだよな?本とかには「なあなあを選んでいくのが一番幸せ」みたいに書いてあるけど俺はそう思わない。」

「迷いながら、一番先に死ぬ勢いでさ、進もうじゃんか。そしたら…」

そしたら、の続きは聞こえなかったけど。

素敵なこといってたに違いはない。

あいかわらず、ほしい言葉をくれるんだ。

この人はきっとずっとずっと変わらない。

9月3日 Zepp Osaka

いくまでの道にたくさんの同志が立ってて目を合わせられなかった。

心の中で一人でも多くの人がいけることを願って会場へ。

もう号泣することは目に見えてて、とりあえずは会場全体が見渡せるところにいることにした。

初めてのときは無茶にもかなり前にいたよなあとか懐かしく思った。

初めてなのにモッシュして、サークルくんで。

私が初めてきた箱、Zepp Osaka。

初めて見たELLEGARDEN。

ライトで照らされたメンバー

響き渡った音

あの人の笑顔

「おとぎ話の続きをみたくて」

しょっぱなから泣いたライブは今まであれだけだった。

けどこの日にそれが増えた。

デジャブだ。でもあのときと見える風景は違う。

あのときはとても4人が近くて、それしかみえなかった。

今は、周りにこんなたくさんの人がいて

全員がELLEGARDENてバンドを求めてて

必要としていて、愛してるんだなって。

そしてELLEGARDENも、同じように愛してるんだなって

音で伝わってきたんだよ。

Space sonic

泣く曲じゃないのに。

ステージの4人をみて、音をきいて、周りのみんなをみて

スポンサーリンク

涙が止まらなかった。

相変わらず会場の全員を目を合わして笑いあうように歌い、

でっけーモーションでなんかしゃべりながらドラムを叩き、

クールにもくもくとリズム刻むベース。

うねうねと正気じゃない感じで弾かれるギター。

この4人じゃないと出せない音。

笑えって言われても、悲しい訳じゃないんだ。

でも涙がどばどば流れて止まらなくて。

途中前につっこむ気だったのにずっと裏にいました。

全てをずっとみてました。

「日々は過ぎ去っていく、僕はずっと好きなことをしていたい」

こんなに心に響いた歌に出会ったのは初めてで、

こんなに好きになったバンドも初めてで、

「君はいかれてなんかいない」

「僕は君を無視しない 聴いてるかな 僕がここで歌ってるのを」

音楽に救われたのも初めてで、

いつまでもいつまでも特別で、

ほんとうに根源なんだ。

だから彼らがいなくなることが一番こわかった。

ずっと不安だった。

休止が発表されたとき、ついにそのときがきてしまったって思ってた。

けど、こうやってみてちゃんと言葉をきけて。

「…10年。もし10年たってもかわんねえ、お前らが俺らを必要としてんじゃねえ。俺らがお前らを必要としてるんだ。どんだけやったって、もっと、もっとってなるんだ。満足なんかしねーんだよ!」

「必ずこの、大阪に、4人でまた戻ってくるから!!俺が約束する。ここに誓うよ」

この約束だけは信じれると思った。

この人はうそなんかつかない。

この人はずっと変わらない。

「人と人とが完全に分かりあうなんて無理だっていわれるけどさ、俺はそんなことないと思うんだ!わかりあいてーんだよ!!俺はわかってもらいたがり屋なの!!」

こんなまっすぐな言葉をはける大人になりたい。

おかしいだろって思うことには中指立てて、

牙磨いて、媚びないで生きていけたらって思う。

流れが完全に泣かしに来てるだろって思った。

月で座るの、ずっと夢みてた。

最後のアンコールで

「○○大阪の○○さんって人が居てさー、俺らが大阪駅の歩道橋の上とかでストリートライブやってて、何度も警察のお世話になったりしてた時から世話んなってる人で。そのころからずっと態度変えないで変わらず接してくれてんの。 その人がさ、Lonesomeを聞きたいんだって」

「んで俺は愛されたがりだからさ、2曲やって、いいかな?」

って Lonesome と(Can’t remember)How we used be。

Lonesome、幕張でやったってきいてから、絶対ききたかった曲。

立ち止まるまでに聞けて本当によかった。

Insaneも。

でもね、ほんとはね、

どの曲ももう全曲ききたくて。

終わりじゃないってわかっても終わってほしくなんかなくて

時間がとまればよかった。

あの場所はあのとき世界で1番、

幸せな場所だった。

「それでも世界は回りつづける 僕を残して」

1.Space Sonic
2.Fire Cracker
3.モンスター
4.Pizza Man
5.スターフィッシュ
6.My Favorite Song
7.サンタクロース
8.虹
9.No.13
10.Middle Of Nowhere
11.Missing
12.高架線
13.BBQ Riot Song
14.Supernova
15.風の日
16.I Hate It
17.Salamander
18.Red Hot
19.Make A Wish
20.ジターバグ
encore 1
21.金星
22.月
eocore 2
23.Insane
24.Surfrider Association (いーやっほーーーーーーう!!!
encore 3
25.Lonesome
26.(Can’t remember)How we used be

マイクなしでの細美さんの「ありがとーございましたああああ!!」はきっと外の人たちにもきこえたよ。

「ここにいて欲しい 単純にそう思うんだ」

って心の中でずっとぐるぐる回ってて、終わったときには息できないくらい泣いてた。

泣きながらお礼いって。そこから動きたくなかったけど、私はまだ立ち止まれない。

彼らは今まで爆走してきたからさ、ちょっとは休んだらいいんだよ。

4人が笑ってかえって来る日まで、がんばろうと思った。

ここでずっとずっと待っています。

そう、10年前の9月9日に綴っていました。

そこから10年。

本当に10年待ち続けることになりました。

10年後、2018年5月10日。
10年前と同じように、続々とくる友人達の連絡の中、あのときとは違う意味で頭が真っ白になり、泣きました。
おかえりなさい、ELLEGARDEN。

続く

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク